ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

テーマ1…………運動やスポーツへの意識の向上体育・保健体育授業を「楽しい」と感じている児童生徒の割合が高い学校の特徴運動やスポーツへの肯定感と授業の楽しさ体育・保健体育の「授業は楽しい」と感じている児童生徒の割合が高かった学校(上位1 0%)(以下「『授業は楽しい』率上位校」という。)における取組の特徴について、全国平均との差の状況を分析し、運動やスポーツへの肯定感を育むヒントを探った。[図1-5]「授業は楽しい」率上位校が生徒の指導上大切にしていること(%)100908070605040302010中学校「楽しい」率上位校男子「楽しい」率上位校女子全国平均84.9 83.7 80.218.1 19.7 15.6 13.7 14.0 10.0 8.7 9.2 7.70体を動かすことの楽しさの実感仲間の大切さの実感苦手意識の払拭実生活での活用授業で大切にしていること「授業は楽しい」率上位校で、「体育・保健体育の授業において特に大切にしていること」はどのようなことであろう。小・中学校とも「体を動かすことの楽しさを実感すること」「苦手意識を持たせないこと」などの回答割合が全国平均よりも高いほか、中学校では「仲間の大切さを実感すること」「保健体育で学習したことを実生活で生かすこと」の回答割合が全国平均よりも高かった(図1-5)。「苦手意識を持たせないこと」は、全国平均としてはそれほど高くはないが、「授業は楽しい」率上位校では、その回答割合の全国平均との差が、ほかの項目に比べて大きい傾向がみられた。昨年度の調査でも、運動やスポーツが「きらいになったきっかけ」として、児童生徒の多くが「授業でうまくできなかったから」を理由としてあげている。日々の授業において「達成感」や「練習すればできるという自信」を体感できる指導や取組は、運動への肯定感を育む上で重要な視点であろう。楽しさを味わうための工夫がある体育・保健体育の授業で努力を要する児童生徒が、運動への興味・関心や自ら運動する意欲を高めたり、各領域で運動の特性や魅力に触れたり、味わえるようにするために、どのような取組が重視されているのだろうか。「授業中に自分の動きを撮影した映像を見られるようにしている」は、全国平均では小学校は約11%、中学校は約18%とそれほど高くないが、「授業は楽しい」率上位校では、小学校では約13%、中学校では約21?23%と、全国平均との差が大きい傾向がみられた(図1-6)。仲間と一緒に映像を見ながら、動きのポイントを確認し合うなどの教え合いが活発となり、課題解決への効果も期待できることから、ICTの活用は有効である。また、特に中学校の「授業は楽しい」率上位校では、「その生徒に合った場やルール等で行えるようにしている」の回答割合で、全国平均との差が大きかった。生徒の運動能力や技能の程度に応じて、個別に練習に取り組める場を設定したり、弾力的にルールを適用したりすることは、授業で努力を要する生徒にとって、課題解決への意欲を高めるとともに種目のもつ特性や魅力に触れ、運動の楽しさや喜びを味わうきっかけとなるだろう。[図1-6]「授業は楽しい」率上位校の、授業で努力を要する生徒がいる場合の取組中学校生徒に合った場やルールの提示授業中に自分の動きを映像で見る17.622.621.0「楽しい」率上位校男子「楽しい」率上位校女子全国平均0102030405060708090100(%)59.063.765.626/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)