ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

テーマ1…………運動やスポーツへの意識の向上やる気を引き出す授業の開発きぬ栃木県小山市立絹中学校全校生徒数141名(男子70名女子71名)全クラス数6教職員数19名(内保健体育科1名)運動部活動参加率運動部活動数5(全学年)地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)70%3人P lan取組時の課題と計画1取組時の課題運動意欲とやる気を喚起する必要性文化部の生徒や一般の生徒は、できないことを一生懸命やるのは恥ずかしいと考えることが多い。「やってもできない」→「できないことは格好悪い」→「格好悪いから恥ずかしい」→「恥ずかしいから運動はやりたくない」という構図がある。そのため、まず、やる気を引き出す指導が重要であると考えた。2取組の計画1自分自身の体を知ることで、自分の心と体に興味をもてるようにする。2運動能力の差が出ない種目を体験し、「できる」喜びを味わうことができるようにする。3行事等で、集団での運動の実践を行い、仲間とともに運動する喜びを体験する。3体つくり運動の導入として、オリンピックに出場経験のあるアスリートが体幹トレーニングを指導した。3動きの集団化を図る1運動会では、集団で同じ動きを修得できるようにした。2学年種目では、クラス全員のムカデ競争やなわとびを実施し、クラス対抗で互いのレベルアップを図った。●工夫したこと1運動に慣れ親しんでいない生徒が、短い時間でも運動するように、「やればできる運動」「効果が目に見える運動」を探すところからスタートした。2各領域で専門性の高い指導者から指導を受けることができる環境を設定した。3体力・運動能力には、男女差や個人差があることを認識し、体力の程度にかかわらず、一生懸命に運動することの素晴らしさを説明し、理解できるようにした。D o取組の内容1自分の体の動きの確認(1)自分の関節の動き、可動範囲を確認体つくり運動の領域で、楽しみながら自分の関節の可動範囲をチェックできるようにした。他人との比較ではなく自分を知ることのおもしろさを理解できるようにした。その後、動的ストレッチを実践し、簡単なトレーニングでも、自ら体を動かすと自分の体は変化することに気付き、運動に対する興味をもてるようにした。(2)新体力テストを活用し、自分の運動能力を確認生徒が過去のデータと比較し、1年間の運動を振り返ることで、運動習慣の改善をする「きっかけ」とした。(3)毎時間のサーキットトレーニングを工夫する二人組のトレーニングを多くし、短時間で競い合いながら運動できるようにした。2各種目の専門家から指導を受け、専門的指導法を取り入れる1ダンス領域では、ヒップホップダンスの指導者に指導を仰ぎ、アップ、ダウンの専門的な動きを覚え、簡易な動きの3~5分の曲を踊ることができるようにした。2武道の領域では、有段者が剣道具を装着せずに難しい動きを分解し指導した。C heck取組成果の評価1動的ストレッチは、数分のストレッチで関節の可動域が大幅に変わるので、運動によって自分の体が変化することが生徒に非常にわかりやすく、効果的であった。2各領域で専門性の高い指導者から指導を受けることで、生徒は興味深く学んでいた。特に、ダンスや武道では難しい動きを分解して指導したため、運動が苦手な生徒も進んで授業に取り組んでいた。3体力差を理解することで、一生懸命に取り組む生徒を応援する雰囲気ができた。A ction今後の課題と取組保健体育の授業が楽しくなった生徒でも、「走る」「投げる」「跳ぶ」などの分野の運動には、苦手意識をもっており、運動の日常化を更に推進する必要がある。体力の向上の取組がもたらす波及効果見学の生徒が0になり、少しのけがでも取り組む生徒が増加した。運動に意欲的に参加することで、運動以外の学校行事にも積極性がみられるようになり、学校全体に活気が出てきた。36/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)