ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
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平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
中学校事例報告のまとめ体力の向上の基礎をつくる良い習慣と環境づくりを通して二極化を改善する運動する生徒としない生徒の二極化の改善策として「1週間の総運動時間60分未満の生徒の減少」があげられる。ここでは、その問題に真摯に取り組み、平成21年度より平成27年度の経年変化において、60分未満の生徒の割合が、大きく減少した学校の具体的な取組を紹介する。目標をもち、学び合える授業をつくる大津町立大津北中学校では、数年前まで「体育の授業は嫌い」と回答する女子生徒が3割に達していたことを踏まえ、生徒自ら目標をもって学び合いながら取り組む授業を目指した。体力の向上及び運動量の確保のために、「北中体操」を独自に考案して実施している。音楽に合わせてストレッチから補強運動、ランニングへと強度を高めながら、動きのメカニズムや動きのポイントを身に付けることができるよう指導している。生徒は音楽に合わせて身体を動かしていく「北中体操」に心地よさを感じている。運動に対しての抵抗感を和らげる上で、重要な取組となっている。また、体力に関する課題を家庭とも共有し、運動量の不足による体力低下について保護者への協力を呼びかけている。特に登下校時の車での送迎は遠慮してもらい、運動時間の確保を行う取組を継続している。取組のポイント●目標をもち、学び合いながら取り組める授業を行う。●学校全体で、自主的に運動習慣を身に付ける取組を継続して行う。●生徒のニーズを踏まえ、部活動の運営を行う。自主的な運動習慣を形成する松山市立勝山中学校では、元気に運動に取り組む生徒が多い反面、運動自体に関心の低い生徒がみられた。保健体育科の授業での集団行動を通して、正しい知識・手順で効率よく行動できる能力やリーダーを育て、生徒の一体感を醸成する取組を行っている。1年を通して行われる早朝ランニングでは、1学期はペースを設定せず、楽しみながら走ることにより、運動に対する抵抗感を減少させ、徐々にペース設定を行いながら運動が定着するよう指導している。また同校では運動の「表現」への取組を重視している。1年の成果を披露する場が体育大会である。学校の伝統であり運動量が多い「勝中音頭」や、難度の高い技を全員で表現する「ダンス」を通して、全員でやり遂げることにより運動に対する自信や雰囲気づくりを醸成している。生徒のニーズを部活動に生かす氷見市立十三中学校では、生徒全員が部活動に取り組んでおり、そのほとんどが運動部活動に所属している。運動習慣が身に付いている生徒は多いが、主体的に体力の向上にpoint取り組もうとする意識が低い状況がみられていた。そこで、健康指導や運動生理学を学ぶ「健康エクササイズ」や「健康づくり講演会」を毎年度継続開催している。スポーツを科学的な視点から学ぶことにより、筋力アップについての正しい知識や運動の仕方を身に付けることができるよう指導している。また、毎週水曜日の放課後に全校で取り組む「パワーアップタイム」では、10分間走や長なわとびを行っている。少しずつの積み重ねが運動の習慣づくりを定着させている。部活動では、小学校や地域で行われているスポーツ種目に着目して、生徒のニーズを重視した種目を用意している。それにより、中学校に進学しても変わらぬ環境の下、生徒は運動に取り組むことができている。授業では「わかる」「できる」を通して、自信をもつことができるようにしたい。学校全体では全ての生徒がチームの一員として、楽しみながら運動を継続する習慣づくりを行いたい。学校全体で運動への抵抗感を減らす努力が求められる。分析結果と取組事例テーマ2運動時間の増加/49