ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
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平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
テーマ3…………体力・運動能力の向上体力・運動能力の高い児童生徒の特徴運動・スポーツに対して好意的で、運動時間も長い図3-1は中学校女子の運動に対する意識と運動時間が、体力とどのような関係にあるかを表したものである。「運動やスポーツをすることが好きですか」について、「好き」「やや好き」「ややきらい」「きらい」の選択肢と、1週間の総運動時間が0分、1?59分、60?419分、420分以上の区分との組み合わせで、その集団の体力合計点の平均を高さに示している。運動時間の同区分では、運動に対する意識が肯定的な回答ほど体力合計点が高く、意識の同じ選択肢の中では、運動時間が長いほど、体力合計点が高かった。同様の傾向は小学校男女、中学校男子にもみられた。また、「運動は大切」「卒業後も自主的に運動したいと思う」「体育・保健体育の授業は楽しい」などにおいても同様の傾向がみられ、改めて、「意識」「運動時間」「体力」が密接に関連していることがわかる。中学校では、意識の違いによる体力合計点の差は、拡大する傾向にあり、また、運動やスポーツに対する肯定感は低下する傾向にある。これらの結果、運動の二極化が生じているものと考えられることから、特にその傾向の顕著な中学校女子などについて、運動に対する意識を高めることは、体力の向上の第一歩として、極めて重要であると考えられる。ここでは、体力の高い児童生徒の特徴を更に探るため、総合評価Aの児童生徒と全国平均とで、その意識などにどのような違いがあるか、[図3-1]「運動やスポーツが好き」「運動時間」「体力」の関連中学校●女子(点)6050体40力合計30点2010046.446.6好き56.2やや好きややきらいきらい運動やスポーツが好き49.648.545.243.443.342.339.842.438.938.837.436.635.9児童生徒質問紙の回答を中心に分析を試みた。授業中に、助け合い、話し合う活動を行っている総合評価Aの児童生徒は、運動への意識が高く、家の人と運動・スポーツについて話をするなど、家庭において運動とのかかわりをもっている。体育・保健体育の授業に関する意識についての質問においても、総合評価Aの児童生徒の肯定的な回答の割合は、全ての項目で、全国平均を上回っている(表3-1)。その中で、「体育・保健体育の授業で友達と助け合ったり、役割を果たすような活動を行っている」「友達同士やチームの中で話し合う活動を行っている」の項目で10?14ポイント程度、全国平均と比較して高く、友達とかかわりながらより積極的に授業に参加していることがうかがえる(図3-2)。0分1週間の総運動時間420分~60分~419分1分~59分授業外や将来へのつながり総合評価Aの児童生徒は、「体育・保健体育の授業で学んだことを、授業以外の時にも行ってみようと思う」「今、体育・保健体育の授業で学習している内容は、将来に役に立つと思う」という項目において、全国平均よりも、肯定的な回答率は11?16ポイント程度高かった(図3-3)。また、体育・保健体育の授業でできなかったことができるようになったきっかけについて、「授業中に自分で工夫して練習した」「授業[図3-2]総合評価Aの児童の授業における友達とかかわる活動小学校●男子総合評価A全国平均(%)100908070605040302010059.8 61.6友達と助け合ったり、役割を果たすような活動[図3-1]は、運動やスポーツが好き、運動時間のそれぞれと、体力合計点との関連を比較したものである。例えば、右手前の棒グラフは、「運動やスポーツがきらい」で、1週間の総運動時間が「0分」の生徒の体力合計点が35.9点であることを示している。最も体力合計点が高かったのは、「運動が好き」で「420分以上」運動している生徒の56.2点であった。これは、運動が「きらい」で運動時間「420分以上」の生徒の体力合計点を13点近く上回っている。45.5 47.0友達同士やチームの中で話し合う活動64/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)