ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

テーマ3…………体力・運動能力の向上小・大連携プロジェクトによる運動習慣の改善いんのしょう岡山県津山市立院庄小学校全校児童数181名(男子82名女子99名)全クラス数9教職員数24名(内体育専科0名)クラブ活動または運動部活動数1参加延べ人数18人地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)60人P lan取組時の課題と計画1取組時の課題体育授業の専門性をもっと高めたい担任1名では個別指導にも限界がある。また、運動の好きな児童と嫌いな児童の二極化がみられる。2取組の計画1大学生の協力により、少人数グループでの指導を実現させる。また、大学の体育の先生による専門的な指導や学生による手本も、児童の学ぶ意欲の向上や技能の習得につながることを期待する。2児童が主体的に動くことができる場を設定することで、児童が興味をもち、進んで運動に参加し、結果として体力や運動能力が向上することを期待する。D o取組の内容1小・大連携プロジェクト(1)大学生の派遣の受け入れ年間20時間程度、大学の体育専門の先生と教職を希望している学生30名程度が、担任による体育指導の補助にあたる。学生は、授業を行う際に、事前に大学内で教材研究・指導案の立案・模擬授業を行う。(2)全学年で様々な体育の授業陸上運動や水泳、器械運動のほかに、新しい教材であるフラッグフットボールの授業も実施した。また、主運動につながる準備運動(リズム運動)をテンポのよいリズムに乗りながら行うことにより、児童にとって新鮮で、気持ちよく学習に取り組むことができた。2運動習慣の改善に向けての取組(1)ゆとりタイムの設定毎週水曜日の昼休み(40分間)に、児童全員が外に出て、担任も加わり、ドッジボール、鬼ごっこなどの遊びに興じている。(2)チャレンジランキングの活用や児童自身の大会の企画岡山県内の多くの学校が取り組んでいるチャレンジランキングに、本校も児童が楽しく体を動かす手立てとして、運動委員会の呼びかけにより参加した。記録を少しでも伸ばそうと様々な運動に進んで何度も挑戦していった。また、運動委員会が球技大会を企画、各学級は大会に向けてチームごとに練習し、外で運動する児童が増えた。●工夫したこと1小・大連携プロジェクト・小学校と大学、双方に有意義な関係を築く。・礼儀・感謝の気持ちを大切にする。(児童と学生の紹介タイムや授業後に学生へ一言)2運動習慣の改善に向けての取組・児童自身が企画することにより、高学年リーダーのやる気を引き出し、全校の雰囲気を盛り上げる。C heck取組成果の評価1小・大連携プロジェクト:意欲安心感専門性児童にとって、年代的に近い学生との交流は新鮮で、学生は常に児童に明るく声かけをし、励ましてくれる存在であった。このため、児童はいつもよりも積極的に運動と向き合い、楽しんでいた。さらに、個別指導も可能となり、支援を必要とする児童に寄り添い「できるようになりたい」気持ちにも対応することができた。また、学生による手本を見せることで、児童はより明確なイメージをもちながら運動に触れることができた。2自己有用感の高まり児童の企画による取組を機会あるごとに大いに認め、誉めることで自己有用感が高まり、体育的行事にも積極的に取り組む風土が培われた。運動会や海事研修、和太鼓等、練習の時から真剣に取り組み、最後までやりぬく姿が見られるようになった。A ction今後の課題と取組小・大連携の授業は単元の一部分であるため、担任及び指導者はその前後の授業とのつながりも含め、単元全体の授業デザインを考えていく必要がある。体力の向上の取組がもたらす波及効果高学年の自己有用感が高まり、縦割り班活動などでリーダー性を発揮している。また、「学習の構え」がしっかりしてきて、何事も意欲的に活動し、最後までやりぬく姿勢が育ってきた。72/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)