ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

テーマ3…………体力・運動能力の向上動ける体つくりを目指した体力向上プログラムの実践ふねひきみなみ福島県田村市立船引南中学校全校生徒数93名(男子46名女子47名)全クラス数5教職員数12名(内保健体育科1名)運動部活動参加率運動部活動数5(全学年)地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)98.9%1人P lan取組時の課題と計画1取組時の課題運動経験の減少から体力の低下が深刻に本校でも外遊びの減少や運動量、運動経験の不足により、体力の低下や巧緻性に欠ける生徒がみられた。2取組の計画1主運動に対する補強運動として、本校の「体力向上プログラム」を実施して、授業へのスムーズな導入を促すとともに、「動ける体」をつくり、体力の向上を図る。2主運動に必要な体力要素や自分の体力の課題を新体力テストの数値を踏まえて理解できるようにし、実践力を養う。3年間を通した特設陸上駅伝部の活動を通じ、体力の向上を図る。D o取組の内容1主運動に対する体力向上プログラムを実施平成18年度より福島県の小学校で実施している「運動身体づくりプログラム」を中学生に合わせて工夫し、主運動前の補強運動を「体力向上プログラム」として実施している。種目ごとに、主運動に必要な体力要素にかかわる運動を行い、授業へのスムーズな導入を促している。また、筋力トレーニングを主とするのではなく、多くの運動経験をできるように、コーディネーショントレーニングや体ほぐしの運動の要素を取り入れた運動など、多種多様な運動を取り入れるよう心がけている。2体力要素を意識するアンケートから「体力=全身持久力」という概念をもつ生徒が多いことが明らかになった。そこでオリエンテーションを充実させ、「体力向上プログラム」が体力要素にもたらす効果とプログラムの必要性への理解を高めている。また、主運動に必要な体力要素についても理解するため、学習カードに運動と体力要素との関係を記載し、生徒が意識しながら運動に取り組むようにしている。3小規模校の特性を生かした特設部への参加全校生93名中50人が特設陸上駅伝部に加入し、通年で活動している。運動の質と量の改善から、平成26年度の新体力テストでは、特設陸上駅伝部員の88%が総合評価の段階を1つ上げるなど、体力の向上がみられた。●工夫したこと1「体力向上プログラム」の内容を決める際には、主運動に沿ったものだけでなく、新体力テストの結果から、その該当学年の課題に沿った体力要素を高める運動も取り入れることを心がけた。2プログラムを「やらされている」意識を払拭するため、サーキットトレーニング実施時には、運動の内容を新体力テストの結果から生徒自身が考え、各自のオリジナルの内容で活動する場も設けた。また、生徒にとっては課題の体力要素を高めるための運動を考えるのは難しい部分もあることから、教員側から情報を適時提示したり、調べる時間を確保したりするなどした。3「体力向上プログラム」の内容と特設陸上駅伝部の練習内容との関連をもたせた。4全ての種目に沿った「体力向上プログラム」の内容を考えるにあたり、部活動担当や他校の教員からも助言やアドバイスをもらいながら、内容の精選を行った。C heck取組成果の評価記録の向上や技能の向上が、「体力向上プログラム」の成果として生徒が実感し始めたことで、体力の向上の必要性を強く意識するようになり、徐々に体力が高まってきている。また、「動ける体」に変容してきたことで、授業への取組も積極的になった。A ction今後の課題と取組「体力向上プログラム」の内容がマンネリ化しないように、種目の特性を考慮したより多くの運動経験を積むことで体力の向上を図っていきたい。また一人一人の課題に沿った「体力向上プログラム」を目指し、3年間を見通して多くの運動を経験し、その経験を自己の課題解決に向けて実践する場を多く設けていきたい。体力の向上の取組がもたらす波及効果授業で行ったトレーニング方法などを、部活動や休日の運動などで、自主的に実施する姿が見られるなど、一人一人の体力の向上に向けた実践力も徐々に身に付いてきた。78/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)