ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
- ページ
- 86/212
このページは 平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書 の電子ブックに掲載されている86ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書 の電子ブックに掲載されている86ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書
…………特別支援学校の取組心と体を育む体育の実践ひめ兵庫県立姫じ路聴覚特別支援学校小学部全校児童数28名(男子13名女子15名)全クラス数9教職員数16名(内体育専科0名)クラブ活動または運動部活動数0参加延べ人数地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)0人0人P lan取組時の課題と計画1取組時の課題運動の機会が非常に少ない小学生用の遊具がないため、休み時間に自然につくであろう体力がついていない。また、車や電車・バス通学のため、歩く機会も少ない。3学年合同の授業をせざるを得ないが、体力差の大きさなど、課題も多い。2取組の計画1体育の授業(体育大会、マラソン大会前は休み時間でも)で運動量を確保することをねらう。2楽しく、かつ体力がつき、自分から取り組もうとするように導く授業を組み立てる。3互いの伸びを認め、喜び合い励まし合える集団を作る。D o取組の内容1運動量の確保(1)授業汗をかくぐらいの運動量の確保を目指し、授業外や家庭でもできる運動を児童に紹介している。(2)休み時間体育大会の前は、一輪車演技を始業前や休み時間も自主練習している。マラソン大会前の1か月間は、毎日朝10分、休み時間10分走るチャレンジランニングを設定、積算で42.195kmをクリアする児童も多数出ている。2楽しくて力のつく授業(1)体育カードの作成種目ごとに達成カードや記録カードを作成し、目標が具体的にわかり、励みになるようにしている。(2)視覚的支援の工夫活動の説明をする時、音声や手話だけでは伝わりにくい場合があるため、文部科学省配布のDVDを活用し、支援の一助としている。また、実際に児童の動きを動画撮影し、その場で確認することで、自身のフォームを修正したり、友達にアドバイスをしたりしている。(3)記録、伸び率の掲示水泳、なわとび、跳び箱等の到達記録を「体育掲示板」に貼り出し、毎時記録が伸びるたびに更新する。昨年または初回の記録と比べた「伸び率」も貼り出して、ふだん上位に名前の出ない運動が苦手な児童も、諦めずに自信をつけながら、次への挑戦につなげている。3集団づくり上級生が下級生に、「回れ右」などの基本動作をはじめ、運動のポイント、生活の規律、遊び道具の使い方等を教える。上級生は、教えることで、下級生の成長もともに喜ぶことができる。●工夫したこと1「ほめて育てる」を念頭におき、どの職員にも見守られている安心感が、児童に良い影響をもたらせればと願い、授業の中での児童の頑張りや心の成長を担任にも伝え、全教職員で思いを共有できるようにした。23学年一緒に授業をする中(特にゲーム運動)では、障がいの実態の差でチームを作り、ルールを変更しながら行うなど、ねらいや時間配分を、工夫した。C heck取組成果の評価1体育の時間はもちろん、毎日始業前や休み時間に、一輪車やなわとび、持久走を少しずつでも継続していくことで、力がついたことがたくさんあった。2運動に苦手意識があってもとにかく自分のできることを一生懸命行い、前向きに取り組む姿が日々見られた。A ction今後の課題と取組1個々に伸びは認められるものの、まだまだ体力は低い。更に有効な手立てが必要である。23学年合同(重複障害児も含む)授業であるため、体力差がある。一緒に活動する場面と、課題別グループに分けて活動する場面とを適切に配分し、支援の方法を更に検討していく。体力の向上の取組がもたらす波及効果努力が実を結ぶという体験を通し、自信をもち、自己肯定感が高まったと感じる。それに伴い、友達の良さも素直に称えられ、教員の話をよく聞き、清々しく真っ直ぐ生きている児童が育っており、学部全体で「共に伸び、喜び合える」が体現できている。84/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)