ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

…………特別支援学校の取組少人数授業とティーム・ティーチングの充実ぎ岐阜県立岐ふ阜聾学校(中学部)全校生徒数22名(男子9名女子13名)全クラス数6教職員数16名(内保健体育科2名)運動部活動参加率運動部活動数3(全学年)地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)87%1人P lan1取組時の課題取組時の課題と計画は、3年生を団や係のリーダーとし、中学部の生徒を中心に運動会を進めることで、活躍の場を広げる。個々の能力に大きな差本校は、聴覚に障がいを有する生徒が学ぶ特別支援学校である。知的障がいを併せ有する生徒も在籍し、実態は多様である。少人数のため、3学年が合同で体育の授業を行っている。そのため、学年や個々の運動の能力に応じた指導を図ることが課題である。また、運動系の部活動に所属していない生徒は保健体育の授業以外での運動経験が少ない。部活動に所属していても聴者とのかかわりの中で自分に自信がもてなくなってしまった生徒も多く、活躍の場を設けることで自己肯定感を育成する必要がある。2取組の計画1個々の実態に合わせた指導体制の改善と指導方法の工夫を図る。2授業や体育的行事を通して、運動に対する意欲や自己肯定感を育む。D o取組の内容1個々の実態に合わせた指導体制の改善・指導方法の工夫(1)少人数での授業実施年間105時間のうち35時間は各学級(1学級2~6名)で保健体育の授業を行う。少人数で行うことで、より理解の確認や定着、技術の向上を図る。また、個々の目標設定の時間を確保する。各学級の授業は、保健体育科教員1名とサブティーチャー1名の合計2名で行う。(2)合同体育によるティーム・ティーチングの充実合同体育では、保健体育科教員2名と情報保障等の聞こえにくさをカバーする教員3名の合計5名の体制で授業を行う。生徒の実態によってグループ別に活動し、適宜個別指導を行う。2個々や学年に応じた活躍の場づくり(1)球技大会(バレーボール)6月の球技大会では3年生が話し合いをしてチームの案を考え、仲間を引っ張るという活躍の場を設ける。(2)運動会9月に本校の幼稚部、小学部と合同で行う運動会で●工夫したこと1聴覚に障がいを有するため、手本や映像等の視覚的な情報を工夫して、技術指導にあたった。2授業前に体力つくりを行い、体力の向上を目指した。3球技大会で3年生を中心にチーム案を作成することで、リーダーとしての意識付けを図った。C heck取組成果の評価1少人数やティーム・ティーチングの体制によって理解の確認と定着、細かい技術の確認ができ、運動能力の向上を図ることができた。23年生がリーダーとして中心になり、学校行事やふだんの授業等を行うことで、授業への意欲の向上につながった。球技大会では、全員が楽しめるように1・2年生に配慮をしたルールづくりをしたり、自主的に練習を呼び掛けたりする姿が見られた。運動会では1・2年生が3年生の姿を見て「来年は自分たちがみんなをまとめる」という意欲が向上し、自己肯定感も高まった。A ction今後の課題と取組1常に変化していく生徒の運動能力やコミュニケーション能力の実態に合わせ、指導方法の工夫や改善は今後も必要である。2チームでの作戦会議や意見交換を通して、本校の課題であるコミュニケーション能力の向上を図り、ふだんの生活にもつなげられるようにする必要がある。3積極的に聴者とかかわりがもてるように他校との交流や部活動等を通し、社会に適応する能力を育成する必要がある。体力の向上の取組がもたらす波及効果保健体育での理解の定着や技術と意欲の向上により、朝練習や家庭での練習を自主的に行う生徒が増えた。保健体育以外の授業においても授業の準備を手伝うなど自主性が生まれた。86/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)