ブックタイトル平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

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概要

平成27年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査 報告書

…………市区町村教育委員会の取組組織的な体力向上の取組三重県朝日町教育委員会◆教育委員会を軸として町では、1小学校、1中学校であることを強みとして、同じ学年集団の子供たちの様子を9年間、更に1園のあさひ園を含めるなら15年間継続して見続けることで、一貫して「子供の運動能力向上と学力向上をメインとした途切れのない教育」を進める『育ちのリレー』事業があり、園・小・中の連携を教育委員会中心に行っている。年間3回の教職員研修会を開き、「学力向上」や「体力向上」をはじめとする、6つの教育課題を設定し、各分科会に分かれて園・小・中の取組について教職員が情報交換する場をもち、成果や課題について話し合うことで、系統的で一貫した取組につなげている。あさひ園では、目指したい子供像のトップに「身体を動かして遊ぶことを喜ぶ子」を掲げ、ここ数年、指導計画に様々な取組を盛込み研修を行うなど、体つくりに最も力を入れてきた。ここをベースとして、小学校が受け継ぎ、児童の実態や発達段階に応じた指導法のあり方を中学校と連携して考え、以下のように実践している。27年度は、その成果がようやく現れてきつつあると言える。◆朝日町立朝日小学校の組織で取り組む体力向上P lan取組時の課題と計画1取組時の課題団地建設に伴う急激な児童数の増加で、2棟の仮設校舎設置を設置したため、十分な運動スペースが確保しにくくなった。それが要因の一つとなり、児童の体力は明らかに低下傾向にあったので、体力の向上を図るためには、体育の授業を充実させていく必要があった。2取組の計画1健康安全指導部、体育専科教員を核として、学校全体で体育の授業の充実を図る。2体育の授業の質を高め、運動することを楽しみ、たくさん運動する児童を増やす。3体育的行事を充実させ、児童が運動習慣を身に付ける良い機会とする。揃えた取組を行っていくことが難しい。そこで、各学年1名ずつの部員から構成される健康安全指導部が中心となり、強いリーダーシップを発揮して、児童の体力の向上を図る取組を推進している。主な役割としては、指導方法の提案や年間指導計画の見直し、新体力テストの分析、取組方法の決定・指示を行っている。特に指導のねらいを有効に伝達するために、長期休暇を利用して実技研修会を行い、「5分間運動」等についての理解を深めるようにしてきた。(2)体育専科教員の配置と役割体育専科として、中高の保健体育科の免許を持つ教員が2名配置され、高学年の体育館での体育の授業を担当し、担任とともにTTで授業を行っている。1人は、経験豊富なベテラン教員で、もう1人は、熱意に満ち溢れた若手教員であり、専門性を生かして充実した体育の授業を行うとともに、健康安全指導部との連携のもと、全校での指導の均一化を図る役割を担っている。2体育の授業の充実教職員数の多い朝日小学校では、体育の授業の進め方も様々で、各学年・各学級において、統一性のない指導が行われていたため、学校全体で指導方法の均一化を図る必要があった。そこで、次の3つのことを体育の授業づくりのベースとし、体育の授業改善を行っている。1授業始めに目当てを提示し、授業後に振り返りを行うこと2十分な運動量を確保すること3授業の導入を大切にし、児童が意欲的に主運動に取り組めるようにすること(ペアストレッチ、5分間運動の実施)D o取組の内容1組織的に取り組むために(1)健康安全指導部の役割教職員数が60名を超える大きな組織では、足並みを▲若い体育専科教員の指導90/第2章分析結果と取組事例(平成27年度)