ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

ページ
25/212

このページは 平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

第2章 分析結果と取組事例 体力の向上を目指しながらも、体力測定値の上昇だけにとらわれることなく、児童生徒の意識や習慣の改善を推し進めることが、総合評価D、E 群に相当する児童生徒の体力の向上を促し、結果として集団全体の体力の平均値を押し上げることにつながるであろう。学校が体力の向上に係る取組を計画し、教育委員会が施策を検討する際には、それぞれの集団における体力の特徴に加えて、体力の向上と関連の深い、「運動習慣」や「運動やスポーツ、体育・保健体育の授業に対する意識」に関する特徴を把握する必要がある。 下図は小学校男子において体力合計点の全国平均値と運動やスポーツが好きと回答した児童の割合を都道府県ごとに示した散布図である。過去の調査から、運動やスポーツに対する意識と体力合計点には強い関連があることが示されているが、都道府県ごとに見ると、体力合計点は全国平均を上回っている一方で、運動やスポーツが好きな児童の割合が全国平均を下回っている都道府県も存在する。そのような都道府県では、体力の向上の施策が意識の向上を伴っていない可能性があり、児童の意識の向上に関する施策を検討する必要性を示唆している。 このように、体力合計点とほかの項目との関連性を散布図によって観察することで、都道府県の長所・短所を視覚的に捉えることができる。これらのことは市区町村単位のデータを用いて表現することもできるし、所管する学校単位のデータを用いて表現することもできる。それぞれの学校及び教育委員会において、「体力」、「運動習慣」、「運動やスポーツ、体育・保健体育の授業に対する意識」のどこに課題があるのかを確認した上で、意識の向上や運動習慣の改善に係る取組を推進し、その結果として体力の向上につながることが望まれる。児童生徒の特徴や学校の取組を踏まえた体力の向上に関する施策の必要性● 男子小学校47都道府県の体力合計点の平均値と、運動やスポーツが好きと回答した割合との関連53.9点全国平均73.0%全国平均67.0 68.0 69.0 70.0 71.0 72.0 73.0 74.0 75.0 76.0 77.0 78.0 79.0 80.050.051.052.053.054.055.056.057.058.0(点)体力合計点運動やスポーツが好き(%)はじめに| 23