ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
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平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
第2章 分析結果と取組事例テーマ1 授業改善で子供の体力や意識の向上において成果が見られた児童生徒の特徴・学校の取組授業改善で子供の体力や意識の向上において成果が見られた児童生徒の特徴・学校の取組| 29分析結果のまとめ総合評価Aの児童生徒が、最も肯定的な回答の割合が高い結果に 総合評価Aの児童生徒を分析してみると、「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」、「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」、「自分には、よいところがあると思う」の質問に対して、肯定的な回答(当てはまる、どちらかといえば当てはまる)をした割合が最も高く、総合評価がBからEになるにつれてその割合は減少傾向にあった。また、否定的な回答(どちらかといえば当てはまらない、当てはまらない)をした割合は、いずれも総合評価Aの児童生徒が最も低く、BからEになるにつれてその割合は増加傾向にあった。 さらに、児童生徒の1週間の総運動時間についても分析してみると、総合評価と同様に、「420 分以上」運動している児童生徒は、上記の三つの質問に対して肯定的な回答をした割合が最も高く、「60 分以上420分未満」「1分以上60分未満」「0分」となるにつれて、その割合は減少傾向にあった。また、否定的な回答をした割合は、いずれも「420 分以上」運動している児童生徒の割合が最も低く、区分が「60 分以上420 分未満」「1分以上60 分未満」「0分」となるにつれて、その割合は増加傾向にあった。学習活動の中でも好循環につながる取組に期待 分析の結果からは、体力や運動時間と、「達成感を味わうこと」「挑戦すること」「自己を肯定すること」について関連する可能性があることがわかった。目標を決めて取り組むことで得られる達成感や、何事にも挑戦しようとする気持ちはとても重要であり、体力の向上の成果が児童生徒の自信となり、自己肯定感を高めることにつながるとも考えられる。これらの因果関係については、この時点でははっきりと言えないが、体力や運動習慣は、達成感、挑戦すること、自己肯定感と関連本年度の調査では、「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」(達成感)、「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」(挑戦)、「自分には、よいところがあると思う」(自己肯定感)の項目について初めて調査を行った。その結果、体力・運動能力の高い児童生徒は、上記の項目に肯定的な回答をしている傾向にあった。この関連を体育・保健体育の授業改善にも生かしたい。[図1-7] 総合評価と「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」(達成感)、「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」(挑戦)、「自分には、よいところがあると思う」(自己肯定感)の質問との関連●女子ABCDE「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」(達成感)「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している」(挑戦)「自分には、よいところがあると思う」(自己肯定感)ABCDEABCDE総合評価総合評価0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)総合評価当てはまるどちらかといえば当てはまるどちらかといえば当てはまらない当てはまらない1.31.32.70.40.72.41.12.385.8 12.678.1 18.969.6 25.0 4.159.5 30.9 6.937.7 49.4 11.825.6 51.7 20.417.8 47.8 29.8 4.613.3 39.7 37.9 9.025.1 46.9 21.6 6.419.3 44.6 26.5 9.516.0 40.7 30.1 13.214.1 35.6 31.7 18.750.3 32.7 10.8 6.212.8 31.0 39.7 16.415.9 30.1 29.6 24.4中学校例えば体育・保健体育の学習活動の中で、児童生徒が互いに認め合い、励まし合い、教え合うなどの場を積極的に設けることなどにより、児童生徒の挑戦を促すことは、体力の向上や自己肯定感を高め、そのことが次への挑戦へと結び付くと考えられる。運動に対する挑戦する気持ちがあれば、それは運動時間の増加に結び付く。学校には、こういった好循環につながる取組を体育・保健体育の授業はもちろん、授業以外で実施すること、さらに教育委員会でもこういった好循環につながる取組を独自の施策として展開することを期待したい。