ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

テーマ●授業以外で子供の体力や意識の向上において成果が見られた児童生徒の特徴・学校の取組2>>>50 | 第2章 分析結果と取組事例(平成28年度)小学校では運動遊びや複合した運動の実施、中学校では自主性を重視した取組が効果的 学校質問紙の「授業以外の取組の活動内容」の選択肢の中で、小学校においては、「縄跳び」「ランニング」「運動遊び」の順に取組件数が多かった。児童の「運動やスポーツをすることは好き」という回答が多かった活動内容としては、男子では「複合した活動」「運動遊び」「ボール運動」、女子では「運動遊び」「複合した活動」「ボール運動」の順であった。同時にこれらの活動は、「嫌い」という回答が少ない上位3種にもなっていた。運動やスポーツに対する肯定的な意識を向上させるためには、授業以外の取組として特定の種目よりも、運動遊びや複合した活動などの多様な運動動作を含んだ取組が効果的であると考えられる。一方で、「縄跳び」や「ランニング」といった授業の単元になるような活動は、児童の運動やスポーツに対する好意的な意識には特によ自主性を重んじた取組、異学年との交流、運動遊びの充実が運動やスポーツの「好き」を育む傾向にある 学校質問紙の「活動を行う上で、どのような取組をしたか」の選択肢の中で、小学校においては、運動やスポーツが好きと回答した割合が「縦割りでの交流を行った」「児童が行える運動遊びのバリエーションを増やした」「児童による自主的な準備・計画を取り入れた」の三つの取組で高かった。中学校においては、男女ともに「生徒による自主的な準備・計画を取り入れた」「学級対抗などの対戦形式を取り入れた」が、男子では「縦割りでの交流を行った」が、女子では「生徒が行える運動遊びのバリエーションを増やした」が高い割合を示した。児童生徒による自主的な準備・計画を取り入れることや、運動遊びのバリエーションを増加させることが、運動やスポーツに対する好意的な意識を育むために有効であると考えられる。また、小学校では、特に、異学年との交流を取り入れることが有効であると考えられる。中学校では、このほか学級対抗などの対戦形式を取り入れることも有効であることが確認された(図2-2)。子供の運動やスポーツの「好き」を育む活動内容体育・保健体育の授業以外のどのような取組が、運動やスポーツに対する意識によい影響を及ぼすかを確認するために、学校の取組の活動内容や実施方法と、児童生徒の「運動やスポーツをすることは好きですか」の回答状況を分析した。い影響を及ぼしていないことが確認された(図2-1)。 中学校男子では、「縄跳び」「生徒の自主性に任せて特定していない」活動、女子では、「生徒の自主性に任せて特定していない」「球技」活動が、生徒の「運動やスポーツをすることは好き」という回答の割合が高かった。これらの結果から、中学校においては、生徒の自主性に任せた取組が、運動やスポーツに対する好意的な意識を育むために有効であると考えられる。[図2-1] 学校が取り組んだ具体的な活動と、運動やスポーツが好き(好き率)の関連72.272.472.672.873.073.273.473.673.874.074.274.4児童の自主性に任せて特定していない複合した活動運動遊びボール運動体操縄跳びランニング行わなかった運動やスポーツが好き74.273.5 73.4 73.3 73.273.0 72.9 72.9(%)● 男子小学校[図2-2] 授業以外の取組(実施方法)のうち、児童生徒の運動やスポーツが好き(好き率)が最も高かった三つの取組72.073.074.056.057.058.062.063.064.045.546.547.573.5 73.4 73.457.657.357.163.8 63.8 63.847.1 47.046.5● 男子● 女子中学校● 男子● 女子小学校(%)縦割りの交流自主的な準備・計画運動遊びの多様性運動遊びの多様性縦割りの交流自主的な準備・計画縦割りの交流自主的な準備・計画対戦形式自主的な準備・計画運動遊びの多様性対戦形式(%) (%) (%)運動やスポーツが好き運動やスポーツが好き