ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
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平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
第2章 分析結果と取組事例授業以外で子供の体力や意識の向上において成果が見られた児童生徒の特徴・学校の取組テーマ2授業以外で子供の体力や意識の向上において成果が見られた児童生徒の特徴・学校の取組| 51分析結果のまとめ始業前と放課後の取組が中学校女子の総運動時間改善に効果的 授業以外で取組を行った学校においては、小学校男子を除く全てにおいて1 週間の総運動時間が多くなっており、特に女子で効果が顕著であった。小学校においては、男子での効果があまり見られておらず、今後、男子にも効果の期待できる取組方法を導入していくことが期待される。 児童生徒の1 週間の総運動時間の増加に有効な取組時間帯についても分析した。男子では、1 週間の総運動時間「420 分以上」の区分に注目すると、小学校では昼休みと放課後の取組実施が、中学校では始業前と放課後の取組実施が効果的であることが確認された。また、中学校男子においては、総運動時間の長い生徒では、いずれの時間帯の取組でも総運動時間が増加していた。総運動時間の長い生徒は、時間帯を問わず運動を行っていると考えられる。 女子においても、男子と類似の傾向を示しており、放課後の取組が児童生徒に共通してよい影響を及ぼしていた。また、中学校女子では、特に始業前の取組が1 週間の総運動時間が0 分の生徒の割合を減少させていた。子供の運動時間を増加させる活動内容体育・保健体育の授業以外のどのような取組が、児童生徒の総運動時間を増加させるかを見るために、取組の有無、時間帯、環境面での取組内容による、児童生徒の総運動時間の違いを分析した。[図2-4] 施設設備の工夫と児童の1週間の総運動時間の「420分以上」の割合56.3 56.3 56.2 56.0 55.9 55.855.433.733.432.9 32.8 32.8 32.731.7●男子(%)57.056.055.054.053.0小学校運動遊具を自由に使えるようにした体育館を自由に使えるようにした身近なものでできる遊具を考案した自然に運動ができるように遊具を配置したボールを投げる運動が安全にできる方法を工夫したり場所を確保したりした運動できる場所を曜日や学年で区分けした取組を行わなかった体育館を自由に使えるようにした運動遊具を自由に使えるようにした自然に運動ができるように遊具を配置したボールを投げる運動が安全にできる方法を工夫したり場所を確保したりした運動できる場所を曜日や学年で区分けした身近なものでできる遊具を考案した取組を行わなかった● 女子(%)34.033.032.031.030.01週間の総運動時間が420分以上の割合1週間の総運動時間が420分以上の割合体育館と運動遊具の自由な使用が子供の運動実施を促進する傾向にある 体育・保健体育の授業以外で取組を行う際の環境改善の効果について分析を行った。小学校では、1 週間の総運動時間「420 分以上」の区分に注目すると効果の大きかった環境改善は、男女ともに「運動遊具を自由に使えるようにした」と「体育館を自由に使えるようにした」であった。いずれの環境改善も、総運動時間の平均値を上昇させていた。 中学校でも、「運動遊具を自由に使えるようにした」と「体育館を自由に使えるようにした」が生徒の総運動時間増加に貢献していた。一方で、「身近なものでできる遊具を考案した」は、男女ともによい影響を及ぼしておらず、中学生に対しては、あまり有効な環境改善とはならないことが推察される。 小学校中学校ともに、運動遊具の自由な使用や、運動実施を促す効果的な配置は総運動時間の増加に有効に作用するものと考えらえる。[図2-3] 取組の時間帯と1週間の総運動時間「0分」の割合1週間の総運動時間が「0分」の割合●女子(%)15.514.513.512.513.413.715.115.3始業前放課後昼休み行わなかった中学校