ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

テーマ●子供の体力や意識の向上において成果が見られた教育委員会の取組3>>> 三郷市教育委員会では、市内全小・中学校27 校から選出されたメンバーで組織した体力向上推進委員会を中心に、体力の向上と健康の保持・増進を関連付け、「いきいきとした粘り強い児童生徒の育成」を目指している。1 取組時の課題 新体力テストの実施にあたっての課題として、いわゆる「PDCA」を意識した活動が十分でないということがあった。つまり、「個に応じた目標の設定」、「個の課題に応じた取組」、「振り返り」、「次年度に向けて自己の体力や健康と関連付けて考察すること」などが不十分であった。 また、体育授業(運動学習・保健学習)においても各校の体育主任を中心に「よりよい授業」を推進しているものの、近年若い教員の増加もあり、教員の指導力の向上、授業力の向上が大きな課題となっている。 総じて、運動習慣・生活習慣の形成と児童生徒の「心力」を育むことが大きなテーマといえる。2 取組の目的(1) 健康や体力を自分のこととして受け止める活動の充実を図る。(2)「 行う新体力テスト」から「伸ばす新体力テスト」への変容を目指す。(3)「よりよい体育授業」の研究と共有化を図る。(4) 憧憬と感動を体験し、心を醸成する取組の充実を図る。1 新体力テストのイベント化          各校で実施する新体力テストに向けて、新体力テス取組時の課題と目的Plan取組の内容Doトの種目に直接つながる運動を行ったり、サイドステップを使った鬼ごっこやカラーコーンタッチジグザグ走などの類似の運動で、間接的に力を伸ばす運動を行ったりするなど、各校の実態に応じて取組にも工夫が見られた。中学校は、個に応じた目標値を生徒が決めたり、集団達成目標値を設定したりするとともに、部活動や授業の中で繰り返し記録に挑戦するなどの生活化も図った。新体力テスト実施時に小学校では、校長や教頭が校庭に出て声援を送ったり、学級または学年全員で応援したりするなど、学校一丸となって新体力テストに臨んでいる。このように各校が「行うテスト」から「伸ばすテスト」へと意識を高めていった。2「 早寝、早起き、朝ごはん」の推進と、食育指導の充実 平成27・28 年度埼玉県体力課題解決校の指定を受け、体力の向上に関する研究を推進している三郷市立彦成小学校では、学期に一度、「健康ちょきんカード」の取組を全児童で行っている。1 学期は新体力テスト実施期間に、2 学期は校内持久走大会前に、3 学期は学期始めの1 週間、自己の生活と健康・体力のつながりを実感させる取組例である。①なりたい自分を見つめさせる。②なりたい自分につながる早寝、早起き、朝ごはん、家庭での運動・学習の目標を児童が考え、「目標設定力」を育む。③目標に対して達成できたか、できなかったかセルフモニタリングをする。ここでは目標設定を頑張れば達成できそうな適度な目標にし、「○」の数を増やし、「やればできる」といった成功体験を味わうことができるようにしている。④保護者や先生からのコメント、自分自身を励ますコメントにより自己強化を図る。 三郷市立鷹野小学校では、平成24 年度文部科学省委託・埼玉県教育委員会委嘱「栄養教員を中核とした食育推進事業」から始めた「早起き学習会」を継続し組織的・総合的な体力の向上の取組~憧憬・感動・実感を味わえる実践から~埼玉県三郷市教育委員会教育委員会の結果●体力合計点の推移58.4760.6560.5562.6647.2246.8155.4255.91●男子H26H28●女子(点)H26H2859 60 61 62 63(点)57 58 59 60 61●小学校●男子H26H28●女子(点)H26H2855 56(点)46 47 48●中学校84 | 第2章 分析結果と取組事例(平成28年度)