ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

子供の体力や意識の向上において成果が見られた教育委員会の取組子供の体力や意識の向上において成果が見られた教育委員会の取組| 85第2章 分析結果と取組事例テーマ3て実施している。夏休みに早寝、早起きをして、運動をし、朝食をしっかり食べ、そして勉強する。生活サイクルを見直すよい機会とし、毎年行っている。  また、三郷市では給食の残菜を限りなくゼロに近づけようと「学校給食残菜ゼロプロジェクト」を実施しており、標語を募集したり、「パクパク大賞」としてクラスごとに表彰したり、各校で特色ある取組を展開している。 このような、健康概念を自分のこととして実感できるような取組を計画的・継続的に実施している。3 三郷市体育授業マニュアルの作成 三郷市は、若い先生方が増加傾向にあり、一貫性や系統性ある体育授業の進め方に課題が生じてきている。 体育主任や体育主任経験者を中心に数多くの実践と先行研究に基づいた「三郷の体育授業マニュアル」を作成し、三郷市教育研究奨励発表会での発表後、各校に配布した。具体的な運動例や教員の立ち位置など、細部まで示されており、経験年数に応じて、活用できるものとなっている。▲体育授業マニュアル▲授業のこころえ4 三郷の教育三つの宝の一つ「授業規律」 毅然とした指導と温かく包み込む指導、そして児童生徒が安心して学べる環境づくりを目指し、八つからなる「授業のこころえ」を各校で徹底している。体育授業においては、意欲の向上とともに、マネジメント時間の短縮等による運動量の確保、さらには勢いと活気のある授業の雰囲気を生み出す要因となっている。5 チャンスと捉える体力向上推進研究委嘱 三郷市体力向上推進研究校として毎年2 校を指定し、研究委嘱を行っている。各校、授業研究を中心として児童生徒が「できた」「わかった」「またやってみたい」という成功体験を味わうことと、夢中になって運動に取り組む児童生徒の姿を追求する。運動領域とともに、保健領域の授業研究も盛んに行われている。 また、今年度から、オリンピック・パラリンピック教育推進も併せて委嘱している。6 本物に触れる体験の充実(1)JOCオリンピック教室 三郷市では、今年度から「JOC オリンピック教室」を3 校の中学校で実施している。世界を舞台に活躍したオリンピアンの考え方や生き方に直接触れることで、夢に向かって努力したり、困難に立ち向かおうとしたりする態度を養うことを目的としている。(2)ラジオ体操講習会 昨年度、「全国小学生ラジオ体操コンクール」で三郷市立八木郷小学校が銀賞に輝いた。本受賞を契機に市内小学校での機運が高まり、健康の保持増進と生涯にわたって運動に親しむ態度の育成を目指し、多くの小学校がラジオ体操に取り組んでいる。NHKテレビ・ラジオ体操指導者と同アシスタントを招き、教員を対象にラジオ体操講習会を実施した。 運動習慣・生活習慣の形成に向けた各学校での取組、心力の育成を目指した市全体の取組は、「生活習慣に対する意識が高く、運動時間も長く、体育好きな三郷市の児童」の姿となって着実な成果を見せている。埼玉県では、毎年、①新体力テストの総合評価 ②生活習慣や運動習慣を含めた体力の向上の取組 ③体力の向上への取組 の三つの視点を中心にすぐれた成果を上げた学校が「埼玉県体力向上優良校」に選出される。平成27 年度は県全体で32 校が表彰を受け、三郷市からは5 校が表彰を受けた。埼玉県全体や全国と比較して、体力合計点も高い。 児童生徒の運動に触れる機会や環境が整いつつある三郷市だが、質問紙調査から「運動好き」の児童生徒を増やしていくことが大きな課題となっている。健康、とりわけ生活習慣に対する意識が芽生えてきた児童生徒に、生涯にわたって運動に親しむ態度、主体的に運動する資質を、健康や生活習慣と同時にまたは関連付けながら、引き続き育んでいきたい。取組成果の評価 Check今後の課題 Action事例19-2 埼玉県三郷市教育委員会▲保護者と一緒に朝食づくりと朝食の大切さのお話(鷹野小学校)?▲平成27年度三郷市体力向上推進研究校の授業(左・彦郷小学校)と全校運動(上・彦成小学校)の様子