ブックタイトル平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
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平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書
>>>●特別支援学校の取組1 取組時の課題できない・わからないからやりたくない! 本校は、知的に障害のある児童生徒が学ぶ特別支援学校である。特に中学部は重度の知的障害や自閉症の生徒の在籍が多く、指導・支援の工夫が必要である。また、運動能力の実態は様々であり、自分の中で経験がなかったり自信のない活動には消極的になったりする生徒も少なくない。生徒が活動に見通しをもち、興味や関心・意欲をもって取り組めるように教材や指導方法を工夫していくことが必要である。2 取組の目的(1) 運動経験を増やすことによって自分の体の動かし方を知る。(2) 授業や教材を工夫し環境を整えることで、生徒の意欲や主体性を引き出す。1 学校生活全体で運動の機会を設ける(1)日常生活の指導での取組 本校では、小学部や中学部において日常生活の指導の時間に体操やサーキット走などの体つくり運動を行っている。生徒が好きな音楽に振り付けをしたり、しゃがむ、足を上げるなど全身運動が楽しくできたりするように工夫をしている。(2)自立活動での取組 自立活動の時間には、アップダウンのあるウォーキングコースを散歩したり、個々の課題に合わせて踏み台昇降やサーキット走などの体つくり運動などを行ったりしている。重複障害学級の生徒にも毎日継続的に運動をする機会を設けるようにしている。2 生徒が主体的に活動できる環境づくり(1)障害特性を踏まえた指導・支援 自閉症の生徒が多いため、視覚的にわかりやすいようにスケジュールカードを提示したり、ランニングのときには「走る」「歩く」に合わせた音楽をかけたりすることで、生徒が活動に見通しをもち意欲的に活動できるように配慮をしている。取組時の課題と目的Plan取組の内容Do(2)教材を工夫して生徒の意欲を引き出す① 前述したとおり、本校の生徒は重度の知的障害や自閉症が多く、興味の幅が狭いという課題がある。そこで、生徒の興味を最大限に生かし、生徒が自分から「やってみたい!」と思えるように、生徒が好きな物やアニメーションのキャラクターを教材に取り入れている。② 本校中学部は体育の授業に積極的にタブレット端末などのICT 機器を教材として利用している。ICT機器があることで「楽しい!」、わからなかったことが視覚的に捉えられたことで「わかった!」、自分の動きを自分で振り返ることで「できた!」という自己肯定感を高めるなど、内発的動機付けとしての活用を心掛けている。●工夫したこと……………………………………………(1) 授業の流れを統一(ラジオ体操→ランニング→主の活動→整理体操)したことで、特に自閉症の生徒が見通しをもって活動に取り組むことができるようにした。(2) タブレット端末の特性を生かして、模倣する力を身に付けるために使用したり、自分の動きをその場ですぐにフィードバックして課題を見つけ、次に生かしたりして利用した。(1) 初めは落ち着きがなかった生徒も流れを統一したことで、見通しをもち、落ち着いて参加することができるようになってきた。(2) ICT 機器と教材の工夫により、生徒によりわかりやすい指導ができ、生徒が笑顔で「できた!」と実感できる場面が増え、自己肯定感を高めることができた。(1) 全体としては落ち着いてきたが、まだ見通しがもてない生徒もいるため、個々でスケジュールを用意するなどの支援が必要である。(2) タブレット端末を更に運動技能の向上につなげられるように使用方法を検討する必要がある。取組成果の評価 Check今後の課題 Actionやる気を引き出す体育できる! もっとやりたい!愛知県立三好特別支援学校(中学部)● 中学部生徒数……80名(男子56名 女子24名)● 中学部全クラス数……18● 中学部教職員数……37名(内体育専科9名)● 地域のスポーツ指導者の活用年間延べ人数……0人96 | 第2章 分析結果と取組事例(平成28年度)