ブックタイトル再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

事例報告21▲親子でスキンシップを図りながら遊ぶ▲昼休みにバトンスローに取り組む児童2教職員の指導力の向上を図る市教育委員会では、学力と体力の向上策の中で、体育の授業改善のため、「友達と関わりながら学びを深めること」や「授業(学習)を通した人間関係づくり」といった人権教育の視点を取り入れるようにした。例えば、A小学校では、様々な障害物を仲間と協力して乗り越えていくチャレンジ運動を学習に取り入れ、仲間と自然に関わり合い、他者を大切にする心を育みながら運動能力の向上を図る取組を進めている。また、B中学校では、運動や遊びの経験を通して、個人差を乗り越え、男女が協力して運動に親しむことができるように、バレーボールのようなネット型ゲームを学習に取り入れている。互いにアドバイスを繰り返し、友達と関わりながらともに運動を楽しめるような授業を行っている。▲「山越えをせよ!」体つくりのチャレンジ運動3運動場所や設備の設置、整備を図る小学校では、県が進める一校一運動にも取り組み、日課を工夫して、遊びができる時間を朝につくったり、20~25分の業間休みを「仲よく遊んだり、運動したりする時間」として位置付けたりしている。大規模校であるC小学校では、中庭にバトンスローを4か所設けたところ、児童が毎日休み時間に、仲間とバトンを投げたり、自分の投力の向上のために楽しんで練習したりするようになってきている。D小学校では、朝や休み時間に子供たちと教職員がグラウンドを一緒に走ったり、マラソン大会を実施したりすることで、子供たちの走ることへの意欲の向上を図っている。また、保護者や地域住民と連携して校地内にマラソンコースを整備し、子供たちが走りたくなる環境づくりに努めている。4中学校における遊びに親しむ機会の増加市教育委員会では、県の方針を受け、部活動の運営について見直してきた。その中で、朝の活動の在り方については、大会前を除き、基本的に朝の部活動をなくしたことにより、登校してきた生徒たちが自由に校庭や体育館へ行き、身体を動かすことができる機会が増加した。取組成果の評価…Check平成29年度は小・中学校の男女ともに、11週間の総運動時間が60分以上の児童生徒の割合及び2運動やスポーツをすることが好きな児童生徒の割合が、平成26年度の本市平均割合より増加した。特に小学校5年生女子は、1が4.0ポイント、2が3.3ポイント向上し、中学校2年生女子は、1が5.8ポイント、2が1.8ポイント向上した。ここで述べた取組により、子供たちが仲間と運動をすることの楽しさを感じ、休み時間などでも遊びや運動に取り組む時間が増えたことが、「運動離れ」の解消につながってきたと考えられる。今後の課題…Action本市全体では、運動に親しみ、「運動好き」な児童生徒が増えてきているが、学校ごとの取組の内容に差があるため、全ての学校で取組ができるようにすることが課題となっている。そこで、以下の2点を推進していきたい。1全ての小学校で、運動と遊びのプログラム「しなのきわくわく運動遊び」を中心となって進める教職員を育成する。2マラソンコースやバトンスローのように、各学校の校地を有効活用し、子供たちが遊びながら運動に親しめる設備などの整備を推進する。第2章テーマ分析と取組事例テーマ3●教育委員会の取組状況教育委員会の取組状況|99