ブックタイトル再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

テーマ2走力・跳力・投力が向上している学校体力・運動能力の向上を目指した取組え●岩手県奥州市立江さしみなみ刺南中学校●全校生徒数……72名(男子38名女子34名)●全クラス数……3●教職員数……11名(内保健体育科1名)●運動部活動数……4●運動部活動参加率(全学年)……100%●地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)……4人本年度の結果●体力合計点と運動時間男子女子体力合計点(点)47.36 67.56(段総階合別評)価A 36.4 100.0B 18.2 0.0C 18.2 0.0D 18.2 0.0E 9.1 0.0(A+B)-(D+E)27.3 100.01週間の総運動時間(分)1120.00 976.6760分未満の割合(%)0.0 0.0●走力、跳力、投力高得点率(各7点以上)●体力合計点の伸び●男子H26H29●女子H26H297.718.20 5 10 15 20012.55 10 15 20(%)(%)33.3●男子H26H29●女子H26H2943.5047.360 40 42 44 46 48 500 48 50 52 54 56(点)58.6367.56(点)取組時の課題と目的…Plan1取組時の課題本校は山間部にある小規模校であり、通学手段はスクールバス(以下「SB」)や自家用車による送迎がほとんどである。そのため日常生活の運動量が少なく、肥満傾向の生徒の割合も高めである。また例年の新体力テストでは、ほかの種目に比べて上体起こしと長座体前屈の落ち込みが目立っている。2取組の目的1家庭や地域の協力を得てSB及び自家用車の降車場を移動することで、保健体育科の授業や部活動以外でも生徒の日常生活の運動量の向上を図る。2保健体育科の授業の改善に取り組むことで、生徒一人一人の運動に対する苦手意識を取り除き、新体力テストの結果の向上を目指す。取組の内容…Do1日常生活における運動量の確保生徒の日常生活における運動量の増加を目指し、約250mの急勾配の坂を生徒全員が徒歩で登校するようにSBの降車場を移動した。以前はSBの降車場が校舎から僅か15mの距離にあった。これを坂の下に移すことで、体育の授業や部活動以外における運動量を増やそうと考えた。SBには小学生も同乗するため、この取組には小学生の保護者の理解と協力が必要だったが、小・中合同の地区懇談会で趣旨を説明して理解を求めたことで、快く協力をいただき、実現に至った。2保健体育科の授業の改善(1)自分の記録や成長を意識できるようにする単年度の新体力テストの結果に一喜一憂するのではなく、3年間の記録を1枚の用紙に記入して蓄積することで、生徒が自分の成長の様子や変化を確認できるようにした。これにより生徒は、他者と比較するのではなく自分の記録を伸ばそうという意欲で取り組むようになった。(2)授業の振り返りによる意欲の向上保健体育科の授業があった日は、必ず「保体ノート」を記入し、提出するようにしている。記入する内容は、1授業の主な内容、2気が付いたこと、3感想の3点である。その日の授業をその日のうちに振り返ることで、授業の内容の定着と次の授業への意欲につながると考え指導している。返却の際には、次の授業への意欲が高まるよう必ずコメントを付けている。(3)「見ること」で自分の動きを意識できるようにするデジタルカメラやタブレット端末を複数導入し、生徒が自分の動きや演技の様子をすぐにその場で確認できるようにしている。自分の意識と実際の動きが一致しているかの確認や男女間での教え合いにも有効で、授業に前向きに取り組む姿勢につながっている。●工夫したこと1SB及び生徒を送迎する自家用車の降車場を学校から離れた場所に変更し、通学で歩く距離を延ばしたことで、生徒の運動量が自然に増えるようにした。2授業の改善や保体ノートの活用、新体力テストにおける個人記録の蓄積と継続的な指導によって、運動に対する生徒の意識を高めた。取組成果の評価…Check1肥満の生徒の割合は、取組前より明らかに減少傾向にある。入学時に高度肥満と判定されていた生徒も、76|第2章テーマ分析と取組事例(平成29年度)