ブックタイトル再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

特別支援学校の取組個に応じた運動プログラムの継続児童の「できた・もっとやりたい」を育てる取組み●茨城県立水と戸いいとみ飯富特別支援学校(小学部)●小学部児童数……104名(男子75名女子29名)●小学部クラス数……24●教職員数……44名(内体育専科0名)●地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)……0人取組時の課題と目的…Plan1取組時の課題本校は知的障害のある児童生徒が学ぶ特別支援学校である。小学部の児童は、体を動かすことが好きで、体育科の授業や休み時間などには元気に活動している。しかし、動きにはぎこちなさがあり、また、自分の体の動きをイメージして器械運動やなわ跳びなどを行うことが難しい児童も多い。さらに、肥満傾向の児童も多い。小学部の段階では、体を動かす楽しさを教え、「もっとやりたい」と児童が自ら運動しようとする意識や習慣の形成に努めながら、丈夫で健康な体つくりを進めていく必要がある。体育科の授業を充実させるためには、日々の継続した取組が大切であることから、登校後の「朝の運動」の時間(約20分間)に着目した取組を平成27年度より始めた。その中で自分にできる活動を児童一人一人が設定することで、「できた」「もっと(体を)動かしたい」という意欲や態度を育てたいと考えた。2取組の目的1様々な運動を通して、自分の体を知って動かすことの楽しさを児童が感じ、「できた」から「もっとやりたい」という意欲を育てる。2体育や朝の運動の時間の充実を図り、児童が体を動かす機会をつくり、運動量を確保する。3児童の実態に応じて指導目標、内容、教材・教具を工夫することで授業の改善を図り、小学部の段階における個に応じた体系的な指導・支援を実現する。取組の内容…Do1チャレンジしよう「朝の運動」(1)みんなで走ろう(全学年)走る目印となるコーンを児童が準備し、音楽とともにランニングを開始する。コースを走力別にし、児童の実態や目標に応じて走力を育て、意欲を高めている。(2)「いろいろ歩き」をしよう自分の体に対する気付きを与え、器械運動などの多様な動きにつながる基礎感覚・基本技能を育むことなどを目指し、「四つ這い」のアザラシ歩き、「手を突く-足を上げる-手を突き放す」のウサギ跳び、「大股歩き、つま先歩き」などを行っている。(3)みんなで「なわ跳びチャレンジ!」なわと手と足の協応動作を発達させることを目的に、個に応じた指導を行うため、児童を複数のグループに分けて取り組んでいる。1基礎グループ両足で跳ぶこと、なわを回すことなど段階的に取り組んでいる。2チャレンジグループ時間内に何回跳べるかを「大なわチャレンジ」として実施。学年全体で跳べた回数を記録することで、挑戦する意欲を高め、楽しさを実感できるようにした。(4)いろいろな曲に合わせてダンス!各学年でダンスや動きの合言葉を決めながら取り組んでいる。楽しい雰囲気を大切にし、身体能力や動きを模倣する力を高めている。2いつでもどこでも体力アップ!(1)学校は最高のスポーツフィールド本校は傾斜地に設置されているため、校舎の内外問わず階段や坂道が多く、特別教室やグラウンドなどへの移動でも運動量を確保できる。この環境を活用し、体育科の授業でも運動量の確保と体力の向上に取り組んでいる。(2)生活単元学習「みんなで歩こう」児童を学年ごとのグループに分け、校舎の内外を歩行する学習を週1時間行っている。集団行動であることや安全を意識して歩いている。継続して取り組むことで、歩く速さや距離が向上している。●工夫したこと1児童の実態に応じた個別のプログラムとグループ分けによる活動を行っている。2「がんばりカード」などで成果を見える化し、児童自ら取り組もうとする意欲を高めている。3小学部全体で体系的な指導内容・支援を確認し、引継ぎを行っている。取組成果の評価…Check1児童たちは基礎感覚・基本技能・体力を徐々に高め、マット運動などの複雑な運動にも生かしている。84|第2章テーマ分析と取組事例(平成29年度)