ブックタイトル再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

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概要

再校_平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書

特別支援学校の取組「分かる」「できる」「関わる」楽しい体育学習を目指してみやこのじょう●宮崎県立都城きりしま支援学校(中学部)●中学部生徒数……62名(男子38名女子24名)●中学部クラス数……16●教職員数……36名(内保健体育科6名)●地域のスポーツ指導者の活用(年間延べ人数)……0人取組時の課題と目的1取組時の課題…Plan1待つ場所、手を突く位置、足を踏み出す位置などが、運動の始まりや終わりなどに見てすぐに分かるように、視覚的な支援(手形、目印、キャラクター、コ本校は、知的障害や肢体不自由を有する児童生徒が学ぶ特別支援学校である。運動能力の実態については、車椅子を使用している生徒から、教師の言葉のみで内容を理解して一人で運動できる生徒まで、個人間の差が大きい。また、体を動かすことや人との関わりに苦手意識をもつ生徒もいる。2取組の目的1 PDCAサイクルシートを活用した授業改善を行い、運動が分かり、できることの楽しさを生徒が味わい、運動に対する関心や意欲が高まるようにした。2体育の授業以外にも運動に取り組む時間を設けるとともに、運動に親しむ機会を増やし、生徒が豊かなスポーツライフを実現するための資質や能力を育てる。ーンなど)を利用して工夫した。2器械運動や陸上競技などの動きや技を分解し、生徒がスモールステップで学習に取り組めるようにした。また、主運動につながる準備運動を実施したことにより生徒は、どのように運動すればよいかを理解し、できるようになる体験を多く積むことができた。3物や音(オノマトペなど)を活用し、動きが理解しやすい授業を実践した。【例】陸上競技の腕振りでは、体育服と腕の擦れる音を意識し、腕の振り方を習得できるようにした。また、走るときの足音を、「ドタドタ」から「トントン」などになるように意識し、フォームの改善を図った。2運動に親しむ機会を増やす取組取組の内容1体育学習の改善…Do(1)朝の活動での取組日常生活の指導で、1年生の通常学級では、バランスボールなどを利用した体幹トレーニングを教室内でPDCAサイクルシート(解決する課題や指導の視点を事前に定め、授業での実践を通して改善するシート)を用いて、教科会での指導内容の検討、授業での実践、そして改善というサイクルを繰り返し行った。これまで、「運動量の確保」「友達との関わり」「動きや運動が分かる・できる」の視点で授業を実施した。(1)「運動量の確保」に対する取組1宮崎市と宮崎大学が連携して開発した体力の向上に向けたエクササイズ「Mキッズ体操」を準備運動に取り入れ、生徒が楽しく運動量を増やせるようにした。2授業を始める前に補強運動(整列の前に学年ごとに周回を分けて行うランニングなど)を実施した。(2)「友達との関わり」に対する取組1学年別や学年を越えた集団など、様々な生徒同士が関わりをもてる形態で体育を実施した。2道具の準備・片付けや補強運動では、ペアでできる道具の運搬法や運動を意図的に設けるようにした。3友達へのアドバイスを行う際の約束事を毎時間確認実施し、2・3年生の通常学級では、ウォーキングやランニングなどの全身運動に積極的に取り組んでいる。(2)クラスマッチの取組中学部では、生徒たちの計画・立案によるクラスマッチを定期的に行っている。これまで、キックベースボール、陸上・水泳のリレー、ドッジボール、バスケットボールを実施した。(3)陸上競技同好会の取組本校では、中学部と高等部の生徒を対象とする陸上競技同好会を平成26年度に設立した。週に3日、1時間程度の活動をしている。現在は、短距離走ブロックと長距離走ブロックに分かれて活動に励んでいる。(4)各種大会への参加高等部では、宮崎県高等学校体育連盟主催の大会や高等学校駅伝大会などに生徒が参加している。中学部では、宮崎県障がい者スポーツ協会が主催している「めざせパラリンピック記録会」の陸上競技、サッカー、バスケットボールの種目に7名の生徒が参加した。し、運動を行った後に生徒が互いの感想を聞いたり、アドバイスをし合ったりする時間を設けた。(3)「動きや運動が分かる・できる」に対する取組●工夫したこと1運動が苦手な生徒に対しては、本来取り組む予定の86|第2章テーマ分析と取組事例(平成29年度)