ロープジャンプEXとは

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 チャレンジ・ザ・ゲーム公認種目の中で大なわとび競技に属する種目です。ロープの中に入っている人数が何回跳んだかを競い合う「ロープ・ジャンプ・X」という競技をベースに、跳んでいる最中にジャンパーが入れ替わることでポイントがさらに増えるというルールなどをくわえています。
 跳ぶ動作に加え、走る、ターンするといった動作も加わり、体力つくりに役立つ活動です。また、大人数で取り組む活動であり、仲間との息を合わせることで好記録が生まれるという特性からも、仲間づくり、コミュニケーションづくりにつながる活動です。 なお、種目名は略称として「ロープジャンプ」と表記することもあります。

子どもの体力向上に役立つ活動

 子どもの体力向上を図る上で、運動量を増やすということはもちろんですが、「跳ぶ」だけでなく、「はしる」「ターンする」「跳び越える」といった動作の種類を多く体験させることが大切です。
 また、競技の難易度も大切です。易しすぎると、戦術や工夫などのバリエーションも生まれにくく、飽きられる傾向があります。繰り返し取り組む中で、少しずつ上手になったり、記録が伸びていくことを感じ取れる活動がよい活動であるといえます。

コミュニケーションづくりにつながる活動

 チームは同じ小学校の男女混成で構成します。また、役割には「ターナー」と「ジャンパー」(「跳び役」「入れ替わり要員」で構成)の役割があります。
 クラスには運動の得意、苦手など、さまざまな子どもがいます。好記録を出すためには、仲間全員の力が発揮できるリズムやスピードを見つけ出したり、順番や役割の分担を工夫したりするなど、皆で話し合いながら課題を解決していくことが必要です。こうしたやりとりを通じて、他者を思いやる気持ちもはぐくまれます。

まだまだある、ロープ・ジャンプ・エクストラの特長

大人数で取り組める活動

 最近ではテレビゲームなど1人で遊ぶ活動が増えています。スポーツチームなどに所属していないと、大人数で運動する体験は体育の授業だけになってしまうといっても過言ではありません。大なわとびは、1本のロープを使ってたくさんの友達と取り組めます。

体力アップにつながる活動

 小学生の時期は、体が大きく変化する時期です。運動が上手になる時期でもあり、いろいろな運動やスポーツ活動を体験させるのに最も適しています。ロープジャンプは、運動量や運動の質の面からも体力づくりに大変適しています。

体力アップにつながる活動

  • ①アンケート調査:ロープ・ジャンプ・エクストラ全国小学生大会2009 参加児童2960名、代表者(小学校教諭や保護者)163名からの回答
  • ②半年後アンケート調査:ロープ・ジャンプ・エクストラ全国小学生大会2009参加代表者を対象に大会終了して半年後に実施 有効回答77件
  • ③運動強度の調査分析:慶応大学体育研究室の佐々木玲子教授の指導のもと埼玉県F小学校児童を対象に歩数計、心拍計を用いて測定

運動が好きな子はもちろん、苦手な子もともに楽しめる活動 [図1]運動やスポーツは好き?[図1-2]参加して楽しかった?

 ロープ・ジャンプ・エクストラ全国小学生大会に参加した子どもたちの69%は運動やスポーツが好きと応えていますが、24%の子どもたちが少し嫌いとしています。ふつうだという5.9%の子どもたちを含めて3割が運動が苦手な子どもたちでした。図1参照。
 しかし、参加して楽しかった子どもたちは91%にものぼっています。

普段、運動をしない子どもたちも一緒にできる活動 [図2]クラブへの加入

 図2のように運動部やスポーツクラブに入っていない子どもたちは46.4%と半数となっています。また、運動を行う時も30分以下が40%弱ですが、前述の通り91%の子どもたちがロープ・ジャンプ・エクストラを楽しんでいます。

日常の運動時間を増やせる活動 [図3]運動やスポーツをする時間が増えた

 運動やスポーツをする時間が増えたとした子どもたちは83.1%、代表者(小学校教諭や保護者)は88.3%になります。図3参照

友だちとの会話も増え、コミュニケーションを深められる活動 [図4]深まるコミュニケーション

 友だちとの会話が増えたと答えた子どもたちは80.7%、遊び時間が増えたのは73.1%、仲良くなったは80.9%にのぼります。図4参照

家族との会話も増える活動 [図5]家族との会話が増えた

 子ども同士だけでなく、家族との会話も増えたと答えた子どもたちは69.2%と7割弱にのぼり、代表者(小学校教諭や保護者)は84.7%が家族との会話も増えたと見ています。
図5参照

朝食をとるようになるなど、生活改善もある活動 [図6]朝食を食べるようになった[図7]外遊びの時間が増えた

 ロープ・ジャンプ・エクストラは子どもたちの生活にも好影響をもたらしています。朝食を食べるようになった64.6%、外遊びの時間が増えた67.1%と答えています。さらに勉強する時間が増えたという子どもたちも38.8%と4割弱となっており、予想以上のプラス効果を上げています。
 興味深いのは生活面への変化について、代表者(小学校教諭や保護者)は同じ項目順で62.6%、55.2%、28.8%といずれも10ポイント近く低めに見ている点です。大人が思う以上に子どもたちは自分たちの変化を感じているようです。 図6・図7参照

体の調子が良くなったと感じる活動 [図8]体の調子が良くなった

 さらに体の調子がよくなったという子どもたちは69.3%にのぼり、代表者(小学校教諭や保護者)も71.3%がよくなったと見ています。 図8参照

目標に向かって仲間とともに努力する力を伸ばす活動

  半年後に行った代表者(小学校教諭や保護者)アンケートでは、教育的効果として「目標に向かって努力する」に当てはまると答えた代表者は97.4%、やや当てはまるの2.6%を入れると100%の代表者が認めています。「仲間と協力する姿勢を身につける」も当てはまる96.1%、やや当てはまる3.9%とやはり100%の方々が認めている項目です。図9参照

ものごとに集中する力をのばす活動 [図9]ロープ・ジャンプ・エクストラの教育効果

 「ものごとに集中する力をのばす」について、当てはまると答えた代表者(小学校教諭や保護者)は75.3%でやや当てはまる23.4%とあわせると98.7%の方々が教育的効果ありと考えています。図9参照

運動能力を高める活動
ジャンパーの継続性のある高い運動強度

 ロープ・ジャンプ・エクストラでは、ジャンパーは入れ替わることから、跳躍高が高く、入れ替わりながらの移動が入ります。そのため、入れ替わらない跳び方の場合よりも心拍数は高く、運動強度も高くなっており(最高心拍数はジャンパー①で216bpm、ジャンパー②で198bpm)、体力向上につながります。同程度の心拍数となる運動は小学6年生の7分間走で180bpm~200bpmがあります。 図10参照

ターナー(回し手)も移動のない運動でも高い強度

 ターナーも心拍数は140~150bpm程度だったが、時間の経過とともに増加、移動のない運動としては高い運動強度となっています。岩手大学教育学部付属養護学校の菅野俊郎氏の研究(1987年)によれば、小学5,6年生のバスケットボールの試合での心拍数が平均155bpmなので、かなり高い運動強度であることがわかります。

調整力・リズム感を養える

  単純な跳躍運動に加えて全体のリズムに乗ってタイミングよくすばやく飛び入り、さらにスムーズにでること、それを継続させること等まわりのテンポ、リズムに合わせてうまく調整しながら動くという多数の運動要素が含まれています。
 これは、今の子どもたちに必要とされる調整力を養う機会につながります。

[図10]ロープ・ジャンプ・エクストラとロープ・ジャンプ・Xとの心拍数の比較

 注)ジャンパー1の折れ線グラフは児童A(小4女児)がロープ・ジャンプ・エクストラを跳んだ際の心拍数の推移で、ジャンパー1'は、ロープジャンプX(入れ替わりなし)で跳んだ時の心拍数。
ジャンパー2及び2'も児童B(小4の女児)の同様のデータ。グラフの結果から、いずれの児童もロープジャンプ・エクストラの方が高い心拍数になっていることがわかる。

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